交流活動

当財団では交流活動を通して、財団と奨学生、また奨学生同士の絆を深め、未来につながるネットワークを構築しております。

工場見学 : 日本の製造業の一例として㈱イノアックコーポレーション安城事業所の見学を実施しています。

工場見学1
工場見学2

 

第29期奨学生   蒋媛
29期 奨学生蒋 媛

イノアックコーポレーションの安城事業所を見学させていただきました。 イノアックグループの歴史を教えてもらい、いろいろな商品を生産しているところを拝見しました。柔らかいソファ、べッド、椅子などの生活用品や、軽量化されたパソコン筐体などいろいろありました。とても身近にあって、誰でも必要とする商品だと思いました。普段は、車の椅子やベッドの中身、化粧品パフ、自転車のタイヤなどイノアックグループの名前は見えませんが、実際にはここで作られた商品がたくさん存在していることが分かりました。また工場では、パソコンのプログラムでロボットを操作していました。時間の計算やxyzの座標を使って、ロボットのそれぞれの動きをコントロールしていることには非常にびっくりしました。大学院の授業でもHSPのプログラムを勉強しました。今はHSPを音声の研究にも使っています。プログラムを使って聴き取り調査を行えば、協力者が音声を聞いてから答えを選択するまでの反応時間も計測できるし、音声ファイルもランダムで提示することもできます。
工場のロボットの操作を見て、今までは自分の研究で使うことしか考えていなかったプログラムが、いろいろなところで使うことができるのだと知りました。そしてもう一度プログラムの授業に参加することを決めました。工場見学を通して、本当に勉強になりました。

日本文化体験会 : 日本ならではの伝統体験を折り込んだ日帰り旅行を実施し、財団役員、奨学生との親睦と理解を深めています。

日本文化体験会

 

第31期 姜 世暻
31期 奨学生姜 世暻

6月10日は「日本文化体験会」に参加させていただきまして、ありがとうございました。私は日本での生活が今年で6年目に入りますが、今まで日本の伝統文化を体験した思い出がそれほどはありませんでした。日本の伝統文化の一つである箱根寄木細工の体験は、とても楽しい時間でした。紙やすりや木工用接着剤などの手にしたときの感触は、小中学生頃の工作時間を思い出しまして、懐かしい気持ちになりながら、寄木コースター細工体験をしました。自作の寄木コースターを持ち帰ることもできたので、日本での大切な思い出の一品になると直感しました。また、宴会場での昼食会も最も日本らしい文化でした。日本人の友達からの社員旅行の話やドラマ、映画などの社員旅行の映像で、いつも登場する食事会の風景は日本独特のものであって、私にとっても初めての体験で、とても印象的でした。一人ひとりの座椅子やお膳が一列に並んでいるのは、まるで日本社会を見ているようでした。余興のビンゴ大会も初体験で、景品も頂きまして、楽しい時間でした。また、昼食会の中で第31期奨学生の自己紹介の時間もありまして、INOAC奨学財団の関係者や先輩の奨学生の皆さんに、自分について紹介またはアピールができたので、少しずつ皆さんと仲間になっているように感じられました。色々準備して頂いたおかげで、一日中皆さんとすばらしい体験ができたこと、楽しい時間がすごせたこと、本当に感謝いたします。どうもありがとうございました。

懇親会の写真

 

イム・ジイン
29期 奨学生任 地仁

懇親会ついて、一言でいえばとても楽しかったです。参加前は少し緊張もしていたのですが、今回はいつものスーツ姿ではなくカジュアルな服装だったので財団の方々と奨学生のみなさんと気楽にゆっくりと話せたのがよかったと思います。
特にちくわ作り体験は留学生にとっては珍しい体験だったので、学校の友だちからも羨ましがられました。他の奨学財団と比べ、懇親会がよく開かれるという点がイノアック国際教育振興財団の良いところだと思います。人と人との出会い、つながりを大切にするイノアック財団がとても素敵だと改めて感じ、留学生活のなかで皆さまと出会えたことに心から感謝しています。
財団の方々の留学先での思い出話、定年退職された後でも絶えず何か新しいことにチャレンジするという話などが聴けて、留学という母国を離れた不安な生活のなかで、勇気と元気をもらえたように思えます。
今後もみなさんとお話できる機会を楽しみにしています。

調理会: 奨学生の意見を積極的に取り入れ、奨学生が主体となって企画立案する各国の料理会を実施しています。

研究発表会 : 奨学生が在籍する大学・大学院での研究内容を発表し、日頃の成果を確認します。

調理会

 

唐浩峻
30期 奨学生 唐 浩峻

今回の調理会及び研究発表会に参加させて頂き、本当に貴重な経験をすることができました。午前中の調理会では、各国からの奨学生と理事、および事務局の皆様と一緒に母国料理を作りました。共に作業することで自然と会話も弾みました。普段はなかなか会話する機会の無い国の方や、事務局の皆様とも和気あいあいとした雰囲気のなかで深い交流を行ったことは非常に楽しかった思い出です。その後は皆で作った料理の試食を一緒に行いました。文化や食習慣が違うため出来た料理は非常にバリエーション豊かで、このように色とりどりの料理が一堂に会する光景は初めて目にしました。もちろん料理の味も申し分なく、なじみのある料理、無い料理にかかわらず美味しく頂くことができました。中には、今後自分のレパートリーに取り入れたいアイデアもいくつか発見しました。 午後の研究発表会では奨学生の皆様の研究発表を聞いて、互いの学術的知見を深め合いました。これまで私は大学や学会の研究発表では英語を使っていましたが、今回は初めて日本語での発表に挑戦しました。少し緊張しましたが、自分にとっていい経験になったと思います。さらに、今回は多岐にわたる分野からの奨学生が集まっており、多くの発表内容は自分にとって初めて聞く内容のものでした。これまで想像もしなったような研究内容もあり、自分も今後さらにオリジナリティある研究を極めていきたいと刺激を受けました。

研究発表会1
 
研究発表会2

 

楊 婷婷
27期 奨学生楊 婷婷

研究発表会では、自分の大学での研究を発表しながら、専門分野の知識を簡単に紹介しました。さらに発表の時には、他の人が積極的に質問したり、関連のあることについて伝えたりしました。専門知識に関わらず、楽しく話し合い、知識の共有ができました。
そして私は、この研究発表会を通して改めて「知識の境界がない」ことを認識しました。
大学で社会学を学んでいる私は、日常と非日常のことを観察することにより、問題を発見し、解決するように努めています。しかし問題を発見する時、それを中心として調査を一本でまっすぐ進めると、視野が狭くなる危険があります。三年生の時に行った社会調査実習では、高齢者の死への意識について調べました。死へのタブーが存在しているため、とても聞きづらい質問でした。それ以外でも様々な困難があったため、高齢者に関する調査を卒業論文のメインにするかどうかも悩んでいました。しかし、このイノアック財団の研究発表会後は、より自信を持ち迷わず最初のテーマで進めることに決めました。それは同じ財団奨学生の仲間たちの影響があったからです。ある人は今までにない元素に関する製造方法について研究をしています。誰も知らない方法を作るために、参考のものがなく、未知なることがいっぱいですが、彼はほとんど毎日研究室で実験しているそうです。私はその勇気と精神力に感動しました。私も、自分が諦めなければ良い結果をもたらすことができるのではないかと信じています。